格闘技・武道

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格闘技・武道を紹介

合気道

合気道は植芝盛平が昭和前期に創始した現代武道。日本古来の柔術・剣術・杖術などを基に成立した、体術を主とする総合武術である。合理的な体の運用により体格体力によらず「小よく大を制する」ことが可能としている点が特徴。技の稽古を通して心身の練成、社会に有為の人材育成、自然との調和、世界平和への貢献等を主な理念とする。

アームレスリング

アームレスリングは、専用の競技台で、世界共通の厳格なルールのもと行われる腕相撲に似た競技のこと。アームレスリングの選手はアームレスラーと呼ばれる。米国、ロシアを中心に大規模な大会が開かれ、入賞者に賞金や豪華な賞品がスポンサーより与えられる大会もある。また毎年各国で世界大会も開催され、世界中の『腕自慢』が集まり、迫力のある熱戦を繰り広げている。

日本においては、マイナーな競技というイメージがあるが、誰でも手軽にできる親しみやすさもあって、全国各地で大会やイベントが開催されている。世界規模の大会で活躍する日本人選手も何人か出ており、次第に選手のレベルも向上している。

居合道

居合道とは、日本刀を用い、抜刀から納刀、および諸作法を通し技能の修練のみならず 人格の涵養なども含めた各自による自己修練のこと。座った状態で、鞘から刀剣を抜き放ち、さらに納刀に至るまでをも含めた技術を、一つの独立した武道と成している国は、全世界でも日本のみであり、非常に稀有なものである。

それぞれの団体において段級位制があり精進を重ね、形を演武し所定の審査と試験(筆記、口頭かは各団体により異なる)を経て段位及び範士、教士、錬士という称号を授かる。級位制度は一級が最高であるが、段位制度は階段を果てしなく昇れるように修行が進むほどに数字が大きくなるように創設された。

カポエイラ

カポエイラは、ブラジルの格闘技。相手に蹴りや攻撃を当ててしまうものは下手とされ、基本的に相手には触れず、プレッシャーをかけてゆく。そのため、格闘技とダンスの中間に位置するものとも考えられている。

ヘジォナウ、アンゴーラという大きく二つの流派が存在する。近年は様々な要素を混ぜたコンテンポラーニアと言う新しいスタイルも生まれている。流派と言ってもグループによっては流派の区別を作らず、カポエイラとして様々なスタイルを練習する場合もある。

空手道

空手道(空手)とは、琉球王国時代の沖縄で発祥した拳足による打撃技を特徴とする武道、格闘技。空手の起源には諸説があるが、一般には沖縄固有の拳法「手(ティー)」に中国武術が加味され、さらに示現流など日本武術の影響も受けながら発展してきたと考えられている。大正時代に沖縄県から他の道府県に伝えられ、さらに第二次大戦後は世界各地に広まった。現在普及している空手は、試合方式の違いから、寸止めルールを採用する伝統派空手と直接打撃制ルールを採用するフルコンタクト空手に大別することができる。他に防具を着用して行う防具付き空手(広義のフルコンタクト空手)などもある。

剣道

剣道とは日本古来の武術である剣術の竹刀稽古である撃剣を競技化した武道で、剣の理法の修練による人間形成を目的とする道または修行である。

剣道の試合は常に1対1で戦う。これは団体戦の場合も同じである。選手は試合場に入り二歩進んでお互いに礼をし、三歩進んで蹲踞したあと審判の「始め!」の声がかかってから立ち上がって勝敗が決するか規定の試合時間が経つまでお互いに技を出し合う。原則として三本勝負であるが、一本勝負も認められている。

柔道

柔道は、1882年に嘉納治五郎が日本の講道館において創始した武道であり、格闘技、スポーツ、武術にも分類される。正式名称を日本伝講道館柔道という。

「精力善用」「自他共栄」を基本理念とし、競技における単なる勝利至上主義ではなく、身体と精神の鍛錬と教育を目的としている。広く各国で普及し、オリンピック種目にもなっている。国際競技団体は国際柔道連盟(IJF)である。

少林寺拳法

少林寺拳法とは宗道臣が日本で創始した「人づくりの行」であり、「護身錬鍛」「精神修養」「健康増進」の三徳を兼ね備える「心身一如」の修行法をとり「技」と「教え」と「教育システム」を3本の柱としている。技の特徴は、護身を旨とする拳法。教えの中心思想は「自己確立」と「自他共楽」。教育システムとしては、数百ページにわたる教範、入門から高段にいたるまでの修行計画が記された科目表で文書化標準化が図られ、また特に指導者育成機関として禅林学園(専門学校)を有している。中国武術のひとつである少林拳とは間接的な関係にある。

相撲

相撲は日本固有の宗教である神道に基づいた神事であり、日本国内各地で「祭り」として「奉納相撲」が地域住民により、現在も行われている。健康と力に恵まれた男性が神前にてその力を捧げ、神々に敬意と感謝を示す行為である。そのため礼儀作法が非常に重視されている。従って、力士はまわし以外は身につけない。その名残は現代の興行形式である大相撲にも見られる。

他方で、格闘技として見ればレスリング系統の競技である。類似の格闘技の中では、特に常に前に出て押すことを重視するところに特徴がある。

日本国内外で同じような形態の格闘技としては、沖縄本島のシマ、モンゴルのブフ、中国のシュアイジャオ、朝鮮半島のシルム、トルコのヤールギュレシなどがある。それぞれ独自の名前を持つが、日本国内で紹介される場合には何々相撲(沖縄相撲(琉球角力)、モンゴル相撲、トルコ相撲など)、といった名で呼ばれることが多い。

太極拳

武術として継承されてきた太極拳は『伝統拳』と呼ばれる。十三勢と呼ばれる基本功に始まって、套路、対練、推手、散手と進むのが一般的な流れで、これによってそれぞれの門派における太極拳の技法を習得する。特に套路は、緩やかで流れるようにゆったりとした動きで行うことで、正しい姿勢や体の運用法、様々な戦闘技術を身に着ける。しかし実際の戦闘における動作はゆっくりしたものではなく、熟練者においてはむしろ俊敏で力強いものとなる。徒手の応用として、太極剣、太極刀、槍など武器術の套路も伝承されている。

また、太極拳の套路は健康法としての一面がよく知られており、一般に太極拳と言う場合、武術ではなく健康法・健康体操の一種として捉えられることも多い。健康体操として簡易化された太極拳を、伝統拳に対して『制定拳』と呼ぶ。現在広く一般に普及している簡化太極拳(二十四式太極拳)は、中国政府が編纂・制定したものである。

日本で武術太極拳と呼ばれている競技は、世界的には『武術(ウーシュウ)』と呼ばれているもので、太極拳、長拳、南拳を組み合わせて作られたスポーツである。套路種目に制定拳が取り入れられているが、伝統拳との間に直接的な関連性はない。

テコンドー

テコンドーは世界で最も競技人口が多い格闘技のひとつである。テコンドーには2つの主要な系統があり、ひとつは夏季オリンピックにおけるテコンドー競技で見られる、韓国国技院を起点とし、世界テコンドー連盟により統括されている系統、もうひとつは国際テコンドー連盟の系統である。

WTF、ITFの2つの系統や、派生団体の間には教義・技術面での違いこそあるが、脚力と脚のリーチを生かした移動姿勢からの蹴り技に重点が置かれている点は共通している。最も明確に違いを見て取れるのは、スポーツとしての、あるいは競技としてのスタイルとルールの違いである。テコンドーのトレーニングでは主として防御、蹴り、突き、手刀を、副次的には相手を押倒す、足払いをする、投げる、関節技をかける、といった技術を体系的に身に着ける。一部の道場・教室では、合気道や柔道といった武道から取り入れられた護身術や急所突きも併せて指導されている。

フェンシング

フェンシングの原形は、中世ヨーロッパの騎士たちによる剣技にあるとされている。これらは実戦的な剣術であったが、鎧や盾などの防具、そして火器の発達によって剣が戦場で使われることは少なくなっていったが、19世紀の末にはヨーロッパ各地で盛んに競技として行われるようになった。しかし、国や地方によって競技のルールがばらばらであったため、これを統一することを目的に、1913年国際フェンシング連盟がパリに設立された。これがスポーツとしての近代フェンシングの始まりである。

国際フェンシング連盟はスポーツとしてのフェンシング、とりわけ国際試合のルールの成文化と管理を目的とした団体である。この設立に先立ち、国際試合が開催された。

ブラジリアン柔術

ブラジリアン柔術はグレイシー柔術とも呼ばれる。ブラジルに移民した日本人柔道家・前田光世が自らのプロレスラーなどとの戦いから修得した技術や柔道の技術をカーロス・グレイシーなどに伝え、彼らが改良してできた。ブラジルではリオデジャネイロを中心にサンパウロやクリチバなどで、長年にわたって盛んに行われている。

ブラジリアン柔術は、近年の格闘技ブームと、寝技の組み技主体であるが故の安全性の高さや、全くの素人からでも始められる良い意味での敷居の低さから、競技人口が急速に増加している。

ボクシング

ボクシングは、拳にグローブを着用しパンチのみを使い、相手の上半身前面と側面のみを攻撃対象とする格闘スポーツの一種。拳闘ともいう。ボクシングの名前を冠した競技はタイのタイボクシング(ムエタイ)や日本のシュートボクシング等がある。

競技の方法は、リングで体重別に定められた同じ階級のボクサーが1対1で対戦し3分を1ラウンドとして、ラウンド間に1分の休憩をはさんで規定ラウンド数を戦う。プロの試合のラウンド数には、4・6・8・10・12回の5つがあり、タイトルマッチの場合、日本タイトルマッチが10回戦、東洋大平洋タイトルマッチや世界タイトルマッチが12回戦と定められている。また17階級に分類された階級制を持ち、同階級で戦うことで身体的条件のギャップを補っている。

優劣を決定する方法として、打撃によって相手をノックアウト(KO)するか、規定ラウンド(回)以内にノックアウトできなかった場合は、有効打数とそれによって与えたダメージなどを総合した判定がある。

ムエタイ

ムエタイは、格闘技の一種でタイの国技。
直訳するとムアイはクメール語で1を起源とし、1対1の格闘のことであるため(たとえばプラーン(レスリング)のことをムアイプーランという)「タイ式の戦い」となる。元々は他国の侵攻に対抗するための古式ムエタイだった。ヨーロッパに知られタイボクシングと呼ばれることが多い。日本ではタイ式キックボクシングとも言われるケースがあるが、正しくはタイ式ボクシングである。キックボクシングは空手、ムエタイ、ボクシング等を元に日本で作られたものであり、厳密には違う競技である。両手、両肘、両脚、両膝の八箇所を用いて相手と戦う。