スキー競技

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スキー競技を紹介

ノルディックスキー

ノルディックスキー (Nordic ski) とは、北欧のスカンジナビア地方で誕生・発展したスキーの型である。板とブーツの構造が、ビンディングでつま先だけが繋がれるものであり、アルペンスキーと比較すると、かかとが固定されない点で異なる。

ノルディックスキーは以下の3つの型に分類できる。

クロスカントリースキー

長いストックと細長くて軽いスキー板で、雪原や整地されたなだらかなコースを滑る。冬季五輪正式種目である。

スキージャンプ

太く長いスキー板で、ジャンプ台から飛躍する。冬季五輪正式種目である。

テレマークスキー

テレマークスキーは、19世紀後半にノルウェー南部のテレマルク地方を中心に発展した、現代スキーの原型とも言えるスタイルである。アルペンスキーのように雪山やゲレンデを滑る。現在あるアルペンスキー、クロスカントリースキー、スキージャンプは、このテレマークスキーからそれぞれ滑り、歩き、ジャンプに特化したものと考えてよい。逆に言えば、一つの用具でその全てをこなせるのがテレマークスキーである。
現在では、冬季オリンピック競技のクロスカントリーやノルディックコンバインド(複合)で有名なノルディックスキーの一種もしくは別名として使われることが多い。リレハンメルオリンピックの開会式で、その存在を改めて世界中に知らしめた。テレマークスキーヤーはテレマーカーとも呼ばれ、徐々にではあるがその数を増やしつつある。

クロスカントリーとジャンプをまとめて、「ノルディックスキー競技」、「ノルディック競技」などと呼ぶ。バイアスロンとは発祥が異なる。

アルペンスキー

アルペンスキーはヨーロッパアルプス地方で20 世紀になって発展したスキー技術である。アルペンとは、「アルプスの」という意である。スキーの原型であるノルディックスキーから分化し、ビンディングの踵を固定することにより滑降に特化して発達したスタイルである。雪の斜面をターンを繰り返し、ときには直滑降をおり混ぜつつ滑る。斜面は斜度0度から40度以上までのさまざまな斜度で構成されるが、大半の愛好者は斜度10度ぐらいから20度ぐらいまでを好む。滑走速度はレジャー目的では40km/hから60km/h程度までだが、高速系競技では100km/hを越える。大半の愛好者はスキー場で滑走するが、自然の、整備されない山を登って滑り降りる山岳スキーの愛好者も多い。

競技には滑降、回転、大回転、複合、など様々なスタイルがある。

フリースタイルスキー

フリースタイルスキーは、スキーで滑走しながらエア等の曲芸を行なったりするスポーツである。モーグルやエアリアルを始めとした競技としての側面と、フリースキーやフリーライド或いはニュースクールと呼ばれるようなエクストリームスポーツとしての側面を持つ。フリースタイルの呼称はこれら全般を示す場合と競技としての側面のみの狭い範囲を示す場合がある。また、競技のフリースタイルスキーがニュースクールに対してオールドスクールと呼ばれることもある。モーグルやスキークロスでは速度も評価対象になるが、基本的にはターンやエアなどの技術を競うものであり、観客に見せることを意識したスポーツである。

スピードスキー

スピードスキーとはスキー競技のひとつで急勾配の斜面を滑り降り時速を競う競技。かつてはキロメーターランセとも呼ばれた。

ルールは、スタート後300メートルから400メートルほどの助走区間をほぼ直滑降し、その後の斜面に設置された100メートルの区間の平均速度を計測するというものである。そしてそこで最も平均速度の速い者が勝者となる。200km/h以上という極めて高速で短時間の直滑降を行うため、選手は空気抵抗を減らすべく特殊形状のヘルメット、コーティングされた通気性のないスーツを着用し、ふくらはぎの部分には整流の為のスポイラーを装着する。また、雪面から顎までの高さが30~40cm程度という極端な前傾姿勢を取る。ターンの必要がないことと雪面との摩擦熱に対応するため、スキー板も専用の物が使われる。

1992 年のアルベールビルオリンピックで公開種目として採用されたが、そのスピードによる事故の危険性などから正式競技となるには至っていない。しかしながら、現在でもワールドカップが行われるなど欧米を中心に根強い人気を誇っている。